2020年08月22日12:13
楽器博物館【知られざるベートーヴェン】展♪≫
こんにちは!The GATE鈴木です。
今日は、現在開催中の
楽器博物館開館25周年記念企画展「知られざるベートーヴェン」
について、ご紹介していきます!!
音楽のまち浜松が誇る観光スポット、楽器博物館。
市内の小中学生は学外学習などで一度は訪れる機会があるかと思いますが、世界のあらゆる楽器が展示してありかなりの見応えで、大人の方こそ訪れてほしいイチオシ施設です。
そんな楽器博物館、今年2020年が開館25周年にあたるのですが、ちょうど同じく今年はベートーヴェン生誕250周年という節目の年という事もあり、ベートーヴェンについての特別展が開催されることとなったそうです。
ちなみに、この特別展の監修をされている平野昭氏、日本のベートーヴェン研究における第一人者で、静岡文化芸術大学の名誉教授をされていますが、私も文芸大の学生時代に平野先生のゼミ生として西洋音楽について学んでいたため、なんだか懐かしい気持ちで鑑賞してきました。
受付付近には感染症予防の体温計があり、体温チェックしてから入場できるようになっていました。
楽器博物館の展示は建物の地下1階と地上1階に分かれており、ベートーヴェン展は地下で開催されています。
展示は主に以下の4つのテーマに分かれています。
①人物の謎
②名曲の謎
③ベートーヴェンとピアノ
④ベートーヴェンと女性
まず①人物の謎について。
こちらは、耳が聴こえない事で有名なベートーヴェンが、どのように作曲をしていたかや、他にどのような持病があったかなどについて紹介されています。
展示方法もこのように工夫されており、お子様でも飽きずに楽しんで学ぶしかけがたくさんでしたよ!
こちらはベートーヴェンが活躍したオーストリア・ウィーンの当時の街並みと、ゆかりの建物が紹介されています。
マウス操作で建物内部を360度見ることができる映像もありました。
こちらは②名曲の謎についての展示。
上の画像と同じく、360度で見られるこの映像は、なんと去年2019年の12月15日にアクトシティ浜松大ホールで開催された「アクトシティ浜松会館25周年記念 第九演奏会」の本番の舞台の様子です!
四楽章、通称「喜びの歌」のシーンを演奏、歌唱するシーンを、ステージど真ん中から360度カメラで見られる画期的な展示で、舞台に立つプレイヤーから観る客席の様子までしっかりと見ることができます。客席から見ているとわからない、強烈なライトの明るさなど、ぜひ体験してみてください。
③ベートーヴェンとピアノでは、ベートーヴェンが活躍した時期に大きく変遷していったピアノの歴史に沿った展示となっています。
バッハが活躍した18世紀前半までは、ピアノの前身楽器となるクラヴィコードやチェンバロ(ハープシコード)が鍵盤楽器の主流でしたが、18~19世紀に様々な改良が行われた結果、音量の大小がつき、また、それまで5オクターブほどであった音域が7オクターブほどの現在の形になっていきました。
こちらはチェンバロ。パッとみるとピアノにそっくりですが、音が出る仕組みが違う、全く別の楽器です。
最後の④は、ベートーヴェンと女性について。
生涯独身ではありましたが、多くの女性と恋愛関係になっていたようです。
有名なピアノ曲「エリーゼのために」のエリーゼについての謎や、送られずに遺されていた生前の手紙にあった宛名、「不滅の恋人」についての解説がされています。
また、こちらにはベートーヴェンのライフマスクとデスマスクもありました。
そしてなんと、顔はめパネルも!!
角度が難しそうですが、なりきるポイントもご丁寧に書いてありましたので、ぜひみなさん挑戦してみて下さいね。
さらに、入場する際に受け取るこのスタンプラリーを完成して受付に持っていくと、ベートーヴェンの名言の載っているしおりや可愛いイラストのシールがもらえました!
さて、大満喫のベートーヴェン展でしたが、せっかくなので見ごたえたっぷりの常設展も少しだけご紹介します。
吹奏楽団でフルートを吹く私、やはり見逃せないのはフルートのコーナー。
宝石が埋め込まれた美しいアンティークのフルートに目が釘付けになってしまいました…。
ただ、木管楽器よりダイナミックな特殊楽器があるのが金管楽器。
このようなよくわからない構造の楽器がたくさん展示されており、どんな風に演奏するのか、どんな音が鳴るのか、想像するだけでもとても楽しいです!!
そして、個人的に驚愕したのはこの中央右の楽器。なんと人間の頭蓋骨と頭皮をつかった楽器なんです。
ご家族等親しい方の頭で作るのか、奴隷などから作るのか、世界には不思議な文化がたくさんありますね…。
この他、アフリカやアジアなど、世界各国の楽器を網羅した展示となっており、非常に興味深い楽器がたくさんありました。
残念ながら現在は感染症予防のため、各楽器の音を聞けるオーディオ機器は使用停止となっていましたが、楽器のデザインを見るだけでもかなり楽しめます。
特に東南アジアの楽器はこのように演奏するときの様子が分かるように配置されており、とても華やかで圧倒されます。ぜひ一度現地で実際に演奏している所を見てみたいものです。
最後にご紹介するのは楽器体験コーナーにあるこちら。各国の民族楽器のサンプル音が各楽器数種類ずつ入っており、これを組み立てることで自分で作曲ができてしまうゲームです。凝り出すと3時間くらいかかってしまいそうなのでポチポチと触るだけで終わってしまいましたが、ぜひ皆さんにも挑戦してみてほしいです!!
だいぶ駆け足になりましたが、以上となります。
浜松の自慢である楽器博物館の魅力を少しでも発見して頂ければ幸いです。
今日もご覧いただき、ありがとうございました☆
浜松市楽器博物館
知られざるベートーヴェン展
会 期:2020年8月1日(土)~12月8日(火)
※会期中休館日:9月9日(水)、9月23日(水)、10月6日(火)、10月14日(水)、
10月28日(水)、11月11日(水)、11月25日(水)
開館時間:9:30-17:00
観覧料:常設展観覧料(大人800円/高校生400円/中学生以下無料)のみでご覧いただけます。
https://www.gakkihaku.jp/
今日は、現在開催中の
楽器博物館開館25周年記念企画展「知られざるベートーヴェン」
について、ご紹介していきます!!
音楽のまち浜松が誇る観光スポット、楽器博物館。
市内の小中学生は学外学習などで一度は訪れる機会があるかと思いますが、世界のあらゆる楽器が展示してありかなりの見応えで、大人の方こそ訪れてほしいイチオシ施設です。
そんな楽器博物館、今年2020年が開館25周年にあたるのですが、ちょうど同じく今年はベートーヴェン生誕250周年という節目の年という事もあり、ベートーヴェンについての特別展が開催されることとなったそうです。
ちなみに、この特別展の監修をされている平野昭氏、日本のベートーヴェン研究における第一人者で、静岡文化芸術大学の名誉教授をされていますが、私も文芸大の学生時代に平野先生のゼミ生として西洋音楽について学んでいたため、なんだか懐かしい気持ちで鑑賞してきました。
受付付近には感染症予防の体温計があり、体温チェックしてから入場できるようになっていました。
楽器博物館の展示は建物の地下1階と地上1階に分かれており、ベートーヴェン展は地下で開催されています。
展示は主に以下の4つのテーマに分かれています。
①人物の謎
②名曲の謎
③ベートーヴェンとピアノ
④ベートーヴェンと女性
まず①人物の謎について。
こちらは、耳が聴こえない事で有名なベートーヴェンが、どのように作曲をしていたかや、他にどのような持病があったかなどについて紹介されています。
展示方法もこのように工夫されており、お子様でも飽きずに楽しんで学ぶしかけがたくさんでしたよ!
こちらはベートーヴェンが活躍したオーストリア・ウィーンの当時の街並みと、ゆかりの建物が紹介されています。
マウス操作で建物内部を360度見ることができる映像もありました。
こちらは②名曲の謎についての展示。
上の画像と同じく、360度で見られるこの映像は、なんと去年2019年の12月15日にアクトシティ浜松大ホールで開催された「アクトシティ浜松会館25周年記念 第九演奏会」の本番の舞台の様子です!
四楽章、通称「喜びの歌」のシーンを演奏、歌唱するシーンを、ステージど真ん中から360度カメラで見られる画期的な展示で、舞台に立つプレイヤーから観る客席の様子までしっかりと見ることができます。客席から見ているとわからない、強烈なライトの明るさなど、ぜひ体験してみてください。
③ベートーヴェンとピアノでは、ベートーヴェンが活躍した時期に大きく変遷していったピアノの歴史に沿った展示となっています。
バッハが活躍した18世紀前半までは、ピアノの前身楽器となるクラヴィコードやチェンバロ(ハープシコード)が鍵盤楽器の主流でしたが、18~19世紀に様々な改良が行われた結果、音量の大小がつき、また、それまで5オクターブほどであった音域が7オクターブほどの現在の形になっていきました。
こちらはチェンバロ。パッとみるとピアノにそっくりですが、音が出る仕組みが違う、全く別の楽器です。
最後の④は、ベートーヴェンと女性について。
生涯独身ではありましたが、多くの女性と恋愛関係になっていたようです。
有名なピアノ曲「エリーゼのために」のエリーゼについての謎や、送られずに遺されていた生前の手紙にあった宛名、「不滅の恋人」についての解説がされています。
また、こちらにはベートーヴェンのライフマスクとデスマスクもありました。
そしてなんと、顔はめパネルも!!
角度が難しそうですが、なりきるポイントもご丁寧に書いてありましたので、ぜひみなさん挑戦してみて下さいね。
さらに、入場する際に受け取るこのスタンプラリーを完成して受付に持っていくと、ベートーヴェンの名言の載っているしおりや可愛いイラストのシールがもらえました!
さて、大満喫のベートーヴェン展でしたが、せっかくなので見ごたえたっぷりの常設展も少しだけご紹介します。
吹奏楽団でフルートを吹く私、やはり見逃せないのはフルートのコーナー。
宝石が埋め込まれた美しいアンティークのフルートに目が釘付けになってしまいました…。
ただ、木管楽器よりダイナミックな特殊楽器があるのが金管楽器。
このようなよくわからない構造の楽器がたくさん展示されており、どんな風に演奏するのか、どんな音が鳴るのか、想像するだけでもとても楽しいです!!
そして、個人的に驚愕したのはこの中央右の楽器。なんと人間の頭蓋骨と頭皮をつかった楽器なんです。
ご家族等親しい方の頭で作るのか、奴隷などから作るのか、世界には不思議な文化がたくさんありますね…。
この他、アフリカやアジアなど、世界各国の楽器を網羅した展示となっており、非常に興味深い楽器がたくさんありました。
残念ながら現在は感染症予防のため、各楽器の音を聞けるオーディオ機器は使用停止となっていましたが、楽器のデザインを見るだけでもかなり楽しめます。
特に東南アジアの楽器はこのように演奏するときの様子が分かるように配置されており、とても華やかで圧倒されます。ぜひ一度現地で実際に演奏している所を見てみたいものです。
最後にご紹介するのは楽器体験コーナーにあるこちら。各国の民族楽器のサンプル音が各楽器数種類ずつ入っており、これを組み立てることで自分で作曲ができてしまうゲームです。凝り出すと3時間くらいかかってしまいそうなのでポチポチと触るだけで終わってしまいましたが、ぜひ皆さんにも挑戦してみてほしいです!!
だいぶ駆け足になりましたが、以上となります。
浜松の自慢である楽器博物館の魅力を少しでも発見して頂ければ幸いです。
今日もご覧いただき、ありがとうございました☆
浜松市楽器博物館
知られざるベートーヴェン展
会 期:2020年8月1日(土)~12月8日(火)
※会期中休館日:9月9日(水)、9月23日(水)、10月6日(火)、10月14日(水)、
10月28日(水)、11月11日(水)、11月25日(水)
開館時間:9:30-17:00
観覧料:常設展観覧料(大人800円/高校生400円/中学生以下無料)のみでご覧いただけます。
https://www.gakkihaku.jp/