こんにちは!The GATE HAMAMATSUです。
今日は、引き続き「浜松城築城450周年記念コーナー」より、
浜松の偉人たちを紹介していきたいと思います。
こちらの、風格あるお顔触れ。
まるで、小学校の音楽室にある音楽家の肖像画のように並んでおりますが、
この8名の方は、浜松の産業やスポーツ・文化に多大な影響を与えた偉人達なのです。
こちらの皆さんを、今から順にご紹介していきますね。
敬称略にて、失礼いたします!
①山葉寅楠(やまは とらくす)
「音楽のまち浜松」を生み出したと言える、山葉寅楠。
世界的楽器メーカーのヤマハ㈱の前身である「山葉風琴(ふうきん)製造所」を設立されました。生まれは紀州(現在の和歌山)ながら、長崎で時計職人になり、その後医療機器の修理工として浜松に移りました。
その頃浜松はまだまだ田舎で、医療機器の修理だけで生計を立てられなかった山葉が、偶然浜松尋常小学校(現在の浜松市立元城小学校)にあるオルガンの修理をしたことをきっかけに、自身でオルガンの製造をはじめ、1888年に山葉風琴製造所を設立しました。
<関連施設>
ヤマハイノベーションロード
※予約制
※2020年4月25日現在休業中
②川上嘉一(かわかみ かいち)
川上嘉一は現在の浜北区内野の出身で、住友電線製造所(現在の住友電工)などに勤め、1927年に日本楽器製造㈱(現在のヤマハ)の社長に就任しました。
そのころ会社で起こっていた労働争議を解決し、近代的な技術開発と合理的な経営手法を取り入れ、世界的な優良企業へと成長させました。
浜松市初の名誉市民でもあります。
<関連施設>
ヤマハ掛川工場
※予約制
※2020年4月25日現在休止中
③河合小市(かわい こいち)
河井小市は、㈱河合楽器製作所の創業者です。現在の浜松市中区菅原長の出身で、11歳の時に山葉風琴製作所に丁稚入りし、山葉寅楠のもとでピアノ調律と製造方法を学びました。
先述した労働争議の際に日本楽器製造を退社し、翌年には河合楽器研究所(現河合楽器製作所)を設立しました。
<関連施設>
河合楽器製作所竜洋工場
※予約制
※2020年4月25日現在中止中
④鈴木道雄(すずき みちお)
今年創業100周年を迎えたスズキ㈱の創業者です。
出身は現在の浜松市南区芳川町で、生涯で120件以上の特許・実用新案を取得しました。鈴木式織機製作所を創業した後に、自動車開発に進出を進め、スズキの前身である鈴木自動車工業株式会社に改組しました。
<関連施設>
スズキ歴史館
※予約制
※2020年4月25日現在休館中
⑤田畑政治(たばた まさじ)
去年はこの方を「まーちゃん」と呼び、テレビの前で応援していた方も多いのではないでしょうか。2019年大河ドラマ「いだてん」の後半主人公も浜松市の出身なんです。
田畑は浜松市中区成子出身で、学生時代は自身も優秀な水泳選手でしたが、病気の為選手としての活躍を断念。以後、水泳選手の育成と日本水泳の基礎を築いた、「水泳ニッポンの父」と呼ばれるようになりました。
ご存知の通り、1964年開催の東京オリンピックの招致に尽力した人物としても有名です。
⑥高柳健次郎(たかやなぎ けんじろう)
「日本のテレビの父」と言われる高柳健次郎は、浜松市東区安新町(あんしんちょう)の出身です。静岡大学工学部の助教授時代にブラウン管テレビの受像実験を世界で初めて成功させた後、自身の弟子とともに日本ビクターに就職し、NHK、シャープ、東芝と共同でテレビ放送技術とテレビ受像機を完成させました。
<関連施設>
静岡大学高柳記念未来技術創造館
※予約不要
※2020年4月25日現在休館中
⑦本田宗一郎(ほんだ そういちろう)
浜松市天竜区出身の本田宗一郎は、東京の自動車修理工場アート商会(現在のアート)に入社後、浜松にのれん分けする形で独立し、その後本田技研工業㈱を創業しました。社長業の傍らで、自身の知識習得のために浜松高等工業学校(現在の静岡大学工学部)に聴講生として入学し、学生たち同様学生服と学生帽で通学したそうです。
日本人としてはじめてアメリカの「自動車殿堂」入りを果たしたことも有名です。
<関連施設>
本田宗一郎ものづくり伝承館
※予約不要
※2020年4月25日現在休館中
⑧晝馬輝夫(ひるま てるお)
晝馬輝夫という名前、聞き馴染みのない方も多いかもしれませんが、この方はつい2年前の2018年にご逝去されており、他の7名と比べると、かなり最近までご活躍されていた方です。
浜松市の出身で浜松高等工業学校(現在の静岡大学工学部)を卒業、先述の高柳健次郎の教え子らとともに、光関連機器の製造・販売企業として今や世界的に知られる「浜松ホトニクス」を創業しました。また、1978年~2009年の31年間にわたり、自身も社長を務めました。
さて、本日は浜松を代表する8名の偉人たちをご紹介しました!!
みなさん、本当にご自身のお力で
出世されていらっしゃいますね。
下記のリンク先に、より詳細な情報が掲載されていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください
浜松・浜名湖だいすきネット 浜松偉人伝